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京都迎賓館 [建築&アート情報]

京都迎賓館一般参観の申し込みに当たったので平日なのに意気揚々京都に行ってきました。因に倍率は2倍をきる位で竣工当時は28倍だったそうです。
迎賓館は京都御苑内の京都御所の東側、仙洞御所の北側に位置し、敷地面積20,140㎡、述べ床面積15,624㎡の巨大な施設です。設計は日建設計、施工は大林、竹中、鹿島のJVで総工費は200億円。工事期間10年を超える平安建都1200年を記念した巨大な国家プロジェクトです。
さて実際に見学してみると写真ではわかない雰囲気が色々伝わってきます。全体的に良い材料を使い、伝統技術の粋を集めた純和風建築ですが、構造がRCなのでバブルの頃に建てられた古い高級旅館の広間にダブってしまいます。国家プロジェクトの割に建築的な革新性は乏しく、迎賓館なのに今の時代の日本もあまり表現されていません。とはいえ誰もが思い描けそうな分かり易い和風感なので外国人からは喜ばれそうな建物になっています。見学ルートとは異なり実際に座わりながら中庭の池を見たりしたらまた異なった感想になるのかもしれませんが。。
この規模の国家プロジェクトは中々巡りあうことができません。やりたくてもやれない建築家ばかりです。こういう規模だからこそ形だけを継承する和風建築ではなく世界に誇る日本のデザイン力を見せつけることができる建物をが必要だと強く感じました。次はオリンピックにあわせてつくられる新国立競技場に期待したいと思います。
今の時代の和の表現というものを凄く考えさせられる建築でした。
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中庭全面が池なのは圧巻。これだけでも見学の価値があります。尚、中庭の写真撮影は禁止なので船着き場からパシャリ。
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迎賓館の後はヴォーリーズの建物内にある中華料理店『東華菜館』へ。TOFU事務所のエレベーターもかなりの年季ものですが、こちらのは日本最古のエレベーターだそうです
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餃子。かなりの大きさです。お昼なのに金色の飲み物が。。。ノンアルかと
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