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増田友也《鳴門市庁舎、鳴門市文化会館》 [建築&アート情報]

阿南のリノベーションの打合せに徳島に行ってきました。
阪神高速の渋滞を避ける為に早朝に出発したので、時間埋めに鳴門市へ寄りました。
鳴門市は今年生誕100年の増田友也の建築が多く残る場所です。東の丹下、西の増田といわれる程の巨匠ながら、その名前は建築を学ぶ学生にもあまり浸透していません。私も実際に見るのは初めてです。
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まずは鳴門市庁舎。3層のリニアなボリュームは他の役所にはないこじんまりした美しいフォルムをつくり出しています。そこに接続される巨大なL型のペデ。1階ではローターリーの車寄せとして場をつくり出しています。
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どちらもファサードと行った感じですがこっちメインの入口かと。。サッシ割りがヨーロッパのアパートのようで綺麗でした。
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続いて川沿いの好立地に建つ鳴門文化会館。これは圧巻でした。観光資源が殆どない徳島においてはこういう近代の名建築が今後の集客に大いに役立つと思います。このまましっかり残せば文化財になる気もします。建築に興味が無い人でも心奪われる空間ですので、新たな大人の観光ルートに是非!
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荒々しいコンクリートの表現は近代特有で、丹下健三や坂倉準三の市庁舎群と同じように見えますが、実際は繊細で女性的な美しさを持つ建築でした。
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教会のような神秘的な空間。心震える美しさです。
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巨匠といえども影響は受けます。
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ラーメンだけではありません。
工務店お勧めの阿南市のお魚食堂[弘伸丸]のお刺身定食800円也。
相席で落着きませんが、美味しかったです。


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