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株式会社TOFU:事務所法人化と移転のお知らせ/順慶ビル→FUKU BLD.三休橋 [雑記]

一年以上ぶりのブログの更新になります。

今年は定期的にブログ更新したいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

さて、ご報告遅くなりましたが、昨年令和元年が丁度事務所を立ち上げ10年という節目の年でもあり、組織を株式会社に改め、昨年8月より株式会社TOFUとして再スタートしました。

これまで以上に建築という仕事で社会に貢献できるよう社員一同最善の努力を尽くして参りますので、何卒、倍旧のご支援いただきますよう、宜しくお願い致します。

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ロゴや名刺、ホームページ等のVIも新たにbalanceさんにお願いしてRe:Designしてもらっております。ホームページも昨年ほとんど更新できませんでしたが、一新して頻繁に更新できるよう整えていく予定です。


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法人化に伴い、事務所を南船場の順慶ビルから平野町2-5-14のFUKU BLD.三休橋の703に移転しました。
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最寄駅は淀屋橋と北浜になります。
お近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄り下さい。
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まだ整備途中ですが事務所の内観です。以前より広くなりました。。
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OAフロアーの上から執務室はトレーニングジム用のラバーフロアを打合せ室は嵌め込み式のオークフローリングを敷いています。あまりにミニマルなので徐々に飾り付けしていきたいと思います。

日本の美しい酒蔵《書籍出版》 [建築&アート情報]

共著させていただきました「日本の美しい酒蔵」が発売されました。出版社のエクスナレッジからホームページに掲載していた修士論文のまとめを見ていただき取材、執筆の依頼を受けたのが2年前。全国でも酒質と建築の質が高い蔵元をピックアップし、2年がかりで酒蔵を取材しました。長い年月をかけて作りこまれた酒蔵や新しい現代的な酒蔵をフラットに並べて構成しています。酒蔵の中の香りや熱気が伝わるような美しい写真がたくさん掲載されていますので、是非手にとってご高覧ください。



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San Francisco ①ロケ同行 [旅行]

しばらく前の事になりますが、設計させていただいたオスフィスのCIの撮影に、サンフランシスコにいってきました。

日本でよかったんじゃない?との意見も多々いただきましたが、一度に色々な風景を撮影できる場所はサンフランシスコのみとの撮影クルー満場一致の判断に従ったまでであります。TOFUの撮影同行は一日のみでしたが。。

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初日午後シスコ着。チェックイン後に中華街で腹ごしらえした後、サンフランシスコジャイアンツのAT&T PARKへ。

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空港でネット予約したチケットが購入できずで焦りましたが、新たにチケット購入して入場。
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当たり前ですが、アメリカンスタイルのお店が日本の球場とは異なった趣。
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立地条件から極端に外野席が狭いスタジアムなので場外ホームランが名物だとか。
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フライトの疲れと時差ぼけを忘れ、はしゃぎすぎた上に外の寒さにやられ気味のお二人。
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しめにホテル近くのインド料理屋でチキンティッカ。ムネ肉のパサつきが正直日本で食べるのより不味い。のですが夜遅くに空いている店があまりなくバー使いとして毎晩通う事に。。
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ホテルのバーでの深夜の反省会。さすがサンフランシスコ、バーテンダーは髭をたくわえたお姉さん。
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ロケ当日、早朝より霧のサンフランシスコから車で2時間の移動。。写真奥がゴールデンゲートブリッジです。
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途中、小さな街のカフェでパルプフィクションやレザボアドックスみたいな朝食をいただき。
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いざロケ地へ。
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ロケ地は無農薬栽培の葡萄を使ったワイナリー農園からさらに山奥に道なき道を行った場所にある広大な敷地。
現地コーディネーターのお知り合いの方で学芸員としてバークレーの美術館の館長もされている有名な方の所有で、伊東豊雄もこの地に木を見にきたとか。
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広大な敷地にはゲストを迎える部屋が分棟でいくつかあり、中も案内していただきました。空間はもちろん、どれも室礼が良かったです。
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日本で大工さんに作ってもらったオブジェクトを一度バラして輸送した為、再度つなぎ直す作業からとりかかります。
想像以上の重労働に翌日から筋肉痛。
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構想3ヶ月。緻密に計算していたつもりも梱包サイズの制限で部材を細かくしたので接合強度に多少の問題も。
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とりあえず無事完成です。このオッブジェを使いながら色々なヴィジュアルアイデンティを撮影しホームページ上で発信していくプロジェクトですが、詳細はまた成果物が出てからアップしたいと思います。
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写真はもちろん動画とドローンで撮影。
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後ろは塞がず、屋根は人柱となって支える事に。
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過酷な撮影の束の間の休息
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サンドイッチ&BEER..
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食後の大移動。
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結局1日目の撮影はフルで参加でき、貴重な経験をさせていただきました。年一位でこんなプロジェクトがあればなと思いつつ、クタクタな体に鞭うって長い夜の部へ。

集いの場をもつ尼崎木造オフィス完成見学会 [設計&PROJECTS]

尼崎市の久々知西町で進めていましたホームコネクター工法の木造オフィスが完成しました。

つきましては9月15日(土)10:00〜17:00に完成見学会を行います。

ご興味のある方は是非お越しください。予約等は不要です。

会場:尼崎市久々知西町1丁目9-11

連絡先:06-6282-7000

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TOKYO [旅行]

LAから帰国後、実施設計地獄の35連勤で心身ともに疲労困憊だった為、リフレッシュと刺激を求めて東京へ行ってきました。
今回は江戸川界隈の墨田、葛飾、浅草と下町メインのブラリ旅です。
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宿はベタですがスカイツリー真横。どこ歩いていても目印があるので便利は便利でした。
只、ソラマチはイオンと変わらずで20分で満腹感があり、飽和状態の商業施設にあって飽きさせない施設づくりは本当に難しい事だとしみじみ感じます。
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娘たちのたっての願いで柴又へ。

週末に男はつらいよを家族で見るのが日課で、娘が撃ハマりしてから早3年。全48話も3巡目にはいっています。

人生で重要なことは寅さんに教えてもらったと言っても過言ではありません。。

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寅さん記念館にある「とらや」の模型。ご存知、1階にある大きな土間空間が団子屋で、連続して奥にプリベート空間と庭があり、その奥にタコ社長の朝日印刷があります。パターン化しても職住一体だからこそ昼夜繰り広げられる人間ドラマが、昭和の人々心を鷲掴みにしたともいえます。2階へのアプローチも2つ。マドンナが寅の部屋を使う時は寅さんが左の階段を使う斬新なプラン。懐古的でも新しさを感じさせてくれます。
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帰りに売店で一応購入。リリーフランキーと同感です。

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意外や意外。帝釈天の彫刻とガラスのハイブリットが結構綺麗でした。源ちゃんと御前様の姿が浮かびます。
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参道奥の帝釈天に近い所に男はつらいよにも良く出てくる川魚料理の老舗川千家。
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最近撃ハマりの鰻ざく。鰻をさっぱり食べられ、ビールとも合う最高のおつまみです。
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昼酒にはご飯なしで蒲焼き。名古屋と岐阜のうなぎが最高と思っていましたが、年をとったせいか蒸した東京うなぎが最近より好きに。下町でも上品なお味でした。
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建築の方も一応。。妹島和世のすみだ北斎記念館。
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 非常用侵入口が現代アートに。
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1階売店。妹島さんの建物は地についた平屋の方が線の少ない平面が空間に溶け込む感じが魅了に思いますが、積み上げる式&閉じる系の建物は不向きな印象を受けました。
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帰りには初の築地に。
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築地本願寺。伊東忠太様式。結構なインパクトです。
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GINZASIX
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大阪では見ないブランドも数多く、刺激になりました。
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新素材研究所のLOUNGE SIX。黒漆喰の外壁とブリキの扉。中は入れませんでした。。。
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下町から銀座まで充実した3日でした。最後は買い物に行った家族と別で一人東京駅で山形そば。疲れた体に染み渡るお味でした。

LA建築紀行 [旅行]

少し前のことになりますが、兄の海外赴任の最終月ということでロサンゼルスに行ってきました。
日本の都市は鉄道を中心に街が作られるのが一般的で、特に関西では私鉄や地下鉄を通して、その駅周辺に住み良い住宅街をつくる手法が取られてきました。
書店でよく目にする小林一三や根津嘉一朗。五島慶太に堤安治郎ら鉄道王と言われた人達の偉業や、彼らの集めた美術品や骨董とそれをおさめる私設美術館を見るたび鉄道都市を痛感させられます。
一方、今回初めて訪れたロサンゼルスでは鉄道でなく、車主体の生活。街が広大な敷地に高速道路によってスプロールしてしいく感じは日本やヨーロッパとは全く異なった景色をつくっていました。
タランティーノ映画で見る雄大な平野と何車線もある大きな道、道路沿いにはガソリンスタンドやハンバーガーショップ等、日本の地方都市の国道沿いをさらに拡張した様な風景です。
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一口にロサンゼルといっても広大な範囲で、拠点となるトーランスからサンタモニカやハリウッドへは車で1時間以上かかる距離感で大阪、神戸、奈良、京都とコンパクトな関西と比べると観光に車移動はつきものといった感じで、渋滞も慢性的な所が至る所に。。

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ダウンタウンにあるフランクゲーリーのウォルト・ディズニーコンサートホール。学生時代にビルバオのグッゲンハイム美術館を見て以来のゲーリー建築。見慣れてきたせいか意外と違和感ありません。

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2016年に2121DESIGN SIHGTでみたゲーリー展も衝撃でしたが、本物はやはり圧倒的。。
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ゲーリーの横に並ぶのがディラー・スコフィディオ+レンフロのThe Broad。ゲーリーと並ぶとファサードのファイバーグラスも主張控え目に見えてくるのが不思議です。
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企画展はジャスパージョーンズでしたが、かなり並んでいたので諦めて常設展のみに。
常設展も現代アートの著名どころが集結しています。     
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展示室から見る仄かに光るファサードもまた一興です。
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巨匠ラファエル・モネオのマリア大聖堂。スペインのアトーチャ駅以来15年ぶりのモネオ建築。
正直外観結構普通なのであまり期待していませんでしたが、内部は格別です。
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谷口吉生の建築の様に、ヒューマンスケールを逸脱した空間が非日常を演出しています。
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リチャード・ノイトラが息子と設計したリサーチハウス?シルバーレイクの辺りに建つガラス張の住宅で、見学可能な土曜日に合わせて行ってきました。
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中庭をつくることで、各室が至るとこに開口部がとれ、光溢れ、風のぬける気持ちの良い開放的な住宅になっています。
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どうしてもシンプルな間取りに魅了されがちな住宅ですが、微妙に性格の異なる場所が繋がっていく感じも現代的で参考になりました。
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中庭を2階のテラスから見る。立体的な庭が環境を整えています。
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最上階。抑え目の天井と屋上テラスと一体化した空間。最高でした。
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飲みとボーリング漬けの毎日。まるで映画ビッグリボウスキーのようなLA滞在でしたが、
一応、建築以外のベタな観光スポットもUberで網羅。まずはサンタモニカ!!
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ルート66の終着地点。
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サンタモニカアップル。
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ガラス張!!
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サンタモニカから歩いてベニスビーチへ。
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ベニスビーチ。少し治安悪そうな雰囲気。映画アメリカンヒストリーXのバスケのシーンが思い出されます。
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LAの食事はというと。昼はジャンクとアルコールで胃もたれ率100%。
ただどのお店もチップ制度のおかげか接客が好印象でした。
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胃もたれの後の夜食は100%和食。
ウニが特産品とのことで日本ではほとんど食べませんが多量摂取してきました。
楽しい思い出もつかの間。日本に帰って恐怖の35連勤へ向け震えながらLA空港へ。。

OH-office@尼崎 [現場]

昨年6月より進めてまいりました尼崎市の住宅開発地に建つ木造のオフィスです。

クライアントは老舗の塗装会社で、建築家が入る細かい調色が指示される困難な現場や、TWILIGHT EXPRESS瑞風の内装などの特殊技術が要求される塗装を手掛ける会社です。今回、創業70周年を記念して、新社屋と共に社名やブランドイメージを再構築するということで、このプロジェクトに参加させていただいております。

因みにアートディレクションはくらわんか餅でもお世話になったbalanceさんが担当され、7月末or8月頭には海外ロケも敢行する予定です。。

イメージの一新に合わせ、BtoBだけでなく、地域やエンドユーザーからも直接繋がれるように事務所自体もオープンな建物を目指します。

2月から現場がはじまり、現場も残り1ヶ月程。建物の肝となるアプローチの鉄骨階段や内部家具工事&塗装工事が来週から本格的にはじまります。気を抜かず最後の仕上げチェックに力を注ぎたいと思います。

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2階オフィスの内観イメージ。木造の登り梁を現しにした素材感のあるオフィスになる予定です。

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配筋検査の様子。構造設計WORKSHOPの安江さんと配筋のチェック
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上棟。1階土間部分が駐車場で奥が倉庫です。
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2階オフィス
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2階オフィスの化粧登り梁(以上撮影:山田圭司郎)
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今回のプロジェクトでは棟木がない為、登り梁をホームコネクターという特殊な接合技術で留めつけています。
金物と木材部分アクリルにしたモデルです。
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ホームコネクターの利用には講習が必要で実際に現場で立ち会って工法と作業方法をレクチャーしてもらいました。
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最後にボンドを注入して梁を固めます。

SH-house [現場]

昨年春より進めていた東住吉区の閑静な住宅街での新築プロジェクトです。

ブログの滞りにより、プロセスのないままの現場の紹介ですが。。。。

現場でも再度、内外観の素材や色のスタディをしながら最終決定していっています。


敷地は昔の長屋のグリットが残った間口が狭く奥に長い形状の為、建築の建たない余白をどのように配置するかが最大の課題となりました。

外部からある程度閉じられ、かつ平面的にワンルームを緩やかに区切られるよう中心に中庭を配置したプランにしています。

また断面的にも床をずらすことで空間的につながりながらも視覚的にパブリックとプライベートな空間に区切られる形にしています。


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外観色のスタディ。
外観はLDKのある前面道路側と奥のプライベートな空間の天井高の違いをそのままあらわした形とし、前後にも勾配をもつ切妻屋根にしています。
しかし、この形状がプレカットで対応ができない為、建て方はもちろん天井の下地づくりを含め、現場泣かせになっています、、、工務店も大工さんも笑顔で対応して頂き感謝です。。。
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実際の現場。
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内観の素材や手摺のスタディ。
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 実際の現場。
今回のお施主さんは普段お仕事でもお世話になっているアートディレクターさん。
ご夫婦共にデザインに造詣が深いので、色々な決め事にいつもワクワクさせられます。
建築の設計は予算、法規、工法、機能を含め色々な「こと」や色々な人の「このみ」が絡み合うので、その中で優先順位を整理し、その家族に会うヒエラルキーをつくらなければなりません。
しかし、決め事を民主主義的な手続きで増やしていくと、無難な選択が増えるので設計責任は回避されていく方向ですが、反面、キラリと光るクリエイティビティも減少していく傾向にあります。
今回のプロジェクトでは機能にあやかった無難な選択が、お施主さんにより回避されるので、設計や現場での変更によって、無駄が省かれ洗練されていく感覚が新鮮です。
照明やコンセントも通常現場でどんどん増えていく方向ですが、今回は打合せごと減らしており、図面が整理されていきます。
3月末の引き渡しに向けて、より綺麗に整理された建築にブラッシュアップできるよう残りの監理も頑張りたいと思います。

A-kindergarten《幼稚園》 [設計&PROJECTS]

一昨年の春より、豊中市で幼稚園のプロジェクトが動いています。

最初はグランドと駐車場の整備計画のコンペで指名をいただきましたが、計画途中で、手狭になった保育室を増築するお話に発展し、企業内保育を含めた3室の保育室と駐車場を兼ねたピロティや既存のエントランスの整備等、増築といっても新築に近い規模のプロジェクトです。

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計画している建物は鉄骨の2階建で、1階に保育室と倉庫、更衣室、トイレと駐車場をとり、また2階に2つに分けられる大きな保育室とトイレを配置したシンプルなプランの建物です。
保育室のまわりをぐるりと回遊できるように広めの回廊をまわしていますが、道路側や近隣住戸側からは園児が直接見えないようH1200の腰壁で視線を遮り、合わせて道路側の開口を極端に減らすことで、中高層建築条例に配慮した計画にしています。
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内観のイメージ。内部は各々の先生が家具や間仕切りで自由にレイアウトできるよう、壁のない体育館や倉庫に近い大きなワンルームにしています。


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コンペ当初のグランウンドと駐車場の整備案です。サッカーコートを中心に駐車場から事務室までの職員の動線もゴム舗装することで園児のランニングコースと兼ねる計画です。
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概算見積もり時の屋上付きの案。敷地横のグラウンドと屋上広場を鉄骨階段で繋ぎ、階段と回廊をスタンド化する案です。
計画建物は鉄骨の2階建ですが、元々の建物が大きい為、全体での法規制が最大のハードルとなりました。特に中高層の建築条例における近隣説明では、近隣の方はもちろん土地所有者さんの同意も必要な為、挨拶巡りや隣説明会等、今まで経験した事のない設計以外の業務をこなさなければなりません。
昔と異なり幼稚園や保育園等の次世代を担う子供を育てる施設にも反対の声が上がる時勢です。
幸いにもご理解いただける住人の方々ばかりで、大きな反対もなく建築の同意を得られる事ができました。
長い行政協議と確認申請も無事終わり、昨年8月には地鎮祭をとり行い、9月より無事に着工しております。
昨年11月には上棟も終え、引き渡しに向け現場通いの続く充実した毎日です。
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8月に行われた地鎮祭。
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配筋検査。
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鉄骨検査。
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2階保育室

伊東建築etc@台北 [旅行]

新年明けましておめでとうございます。

日常業務に追われ、なかなか更新が滞りがちですが、今年もブログ徐々に頻度upして行きたいと思いますので、本年もご一読いただけたら幸いです。


アウトプットの日常から、鋭気とクリエイティビティを取り戻しに台北に行ってきました。

故宮博物館や龍山寺、九份等の観光地を通して台北を見るのはもちろんですが、

新しい建築を通すと今の台北文化が見えてきます。


まずは松山文化創園区へ。

ここはタバコ工場だった広大な敷地にある築75年の工場やオフィスをリノベーションして芸術村にした総合施設で、敷地の真横にはドーム球場が建設中だったり、台北の再開発エリア&最新スポットになります。

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広大な敷地に入ってまず目につくのが、2層の低いタバコ工場とは対照的に伊東豊雄設計の巨大な文創ビルです。ホテルとファッション雑貨、書籍を扱う商業施設で、セレクトされた土産物や雑貨が多いので旅行者にもお勧めです。

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地下1から3層までが商業施設で、ホテルのエントレンスは建物規模の割に小ぢんまりした印象。

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ホテル内の1階ロビー横にあるラウンジ。T-siteのように蔵書をインテリアにしています。
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外観は当時のまま残されたタバコ工場。中庭型のプランで内部は古い小学校のよう。
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内部は台湾デザインミュージアムに。グラフィックやプロダクトの台湾デザインが並んでいました。
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ミュージアムショップとは別に雑貨やお土産売り場も梅田の高架下を思い出します。。
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広大な敷地の為、直ぐに疲れ果て、かつての工場で働く人の託児所をリノベーションした書籍カフェへ。。。
雰囲気のある木造トラスの小屋組空間でいただく、お茶はまた格別でした。
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旅と関係ありませんが、地下鉄の優先座席ポスターの世界観がすごい。。
もう一つ見たかった伊東建築が台湾大学社会学部棟とそれに付属する図書館棟です。
パソコンで個人情報を入力し、パスポートを預けると内部の見学も可能です。
朝の8時20分から開いているので家族旅行の合間に一人で立ち寄るにはお勧めです。
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垂直ラインを強調する柱とそれに連続した花弁のようなスラブ、構造壁が3枚程のシンプルな構造体で、森林内のような木漏れ日さす空間を実現しています。
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ジョンソンワックス。これも本物を見て見たい。
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社会学部棟から見た図書館上部。防水工事中。
台北101の横にある台北貿易センター広場もまた伊東豊雄設計。
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古い建築と黄色いタクシーが台北の風景を作っています。
台北市内は大阪のようなタワーマンションは少なく、マンション価格はどこも高騰しているようで、紀彦をはじめ日本の建築家によるデザイナーズマンションの看板を至る所で目にしました。
台北にお仕事で行きたいです。。
台北のディベロッパー関係者の皆さま是非!
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リージェント台北近くの最高級エリアに新しくできた伊東豊雄事務所出の建築家平田晃久による富富話合。
複雑にテラスと住空間を組み合わせながら外観をつくっています。
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初詣は台北で最も古い1738年建立の龍山寺へ。日本と異なり石造?混構造?総木造ではないようで、柱の石の装飾が特徴的でした。
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見上げれば凝った装飾の構造体。同じお寺でも異国情緒満載です。
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九份。。
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建築は程々に。。台湾といえば足つぼマッサージや台湾シャンプー等も充実しているので夕飯前に観光で疲れた体を癒しにマッサージ店へ。
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写真は美容院で行われる台湾シャンプー。泡アート的なのと気持ちの良いマッサージをしてもらえます。
渡辺直美がくるお店とか。。そんなんばっかりですが。。
旅行最終盤、胃もたれをこらえ薬を手に、家内ご所望の台湾名物の蟹おこわを食べに台湾料理店へ。。。
行ったつもりが、間違えてガイドブック隣に掲載れていたローストダック専門の広東料理店へ行ってしまいました。
人生初の漫画のような北京ダック。
お店の前で何料理か見てから入店する事と何事も適量が美味しいということを学びました。
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空港でも蟹おこわを探しましたがなく。。ネットで検索する限り、日本でも食べられる店が見当たらず。。
一生言われ続けると思うと、弾丸でもまた台湾に再訪したいと思いました。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。


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