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和歌山県立紀伊風土記の丘《建築素材》 [建築&アート情報]

和歌山の家の解体工事が終わったので再度敷地調査に向かいました。役所巡りの後、工務店との打合せ前に時間があいたので『紀伊風土記の丘』にいってきました。ここは5〜7世紀に造られた全国最大規模の岩橋千塚古墳群をトレッキングのように山を巡りながら見学できる公園で、山の麓には移築した文化財の民家と地元出身の松下幸之助の寄付でつくられた資料館があります。古墳のまわりに使われなくなった建築がある風景はまさに建築の墓場。と思って行ったら想像以上に良いものでした。
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浦辺鎮太郎設計の資料館。建物全体がくたびれており、かわいそうな有様ですが、古墳の石室に使われている青石を積んだ外壁は圧巻。
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有田郡にあった旧谷村家住宅。土壁と茅の間に比率の美しい開口、モダンです。こういうのしたいです。自費で綺麗なガラス入れたい位です。
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重文旧柳川家住宅の蔵。柔らかい光の漆喰に鈍い質感の鉄格子や木建が栄えます。
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重文旧谷山家住宅。引き込まれそうな入口です。

平日のせいか明るい幸せな雰囲気は微塵も感じられませんでしたが建築や歴史好きには凄く楽しめる施設です。時間の都合で麓のみの見学でしたが、また季節の良い時に自然を味わいがてら古墳の内部をみにいきたいと思います。


和歌山県立紀伊風土記の丘
和歌山市岩橋1411



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