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A-kindergarten《幼稚園》 [設計&PROJECTS]

一昨年の春より、豊中市で幼稚園のプロジェクトが動いています。

最初はグランドと駐車場の整備計画のコンペで指名をいただきましたが、計画途中で、手狭になった保育室を増築するお話に発展し、企業内保育を含めた3室の保育室と駐車場を兼ねたピロティや既存のエントランスの整備等、増築といっても新築に近い規模のプロジェクトです。

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計画している建物は鉄骨の2階建で、1階に保育室と倉庫、更衣室、トイレと駐車場をとり、また2階に2つに分けられる大きな保育室とトイレを配置したシンプルなプランの建物です。
保育室のまわりをぐるりと回遊できるように広めの回廊をまわしていますが、道路側や近隣住戸側からは園児が直接見えないようH1200の腰壁で視線を遮り、合わせて道路側の開口を極端に減らすことで、中高層建築条例に配慮した計画にしています。
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内観のイメージ。内部は各々の先生が家具や間仕切りで自由にレイアウトできるよう、壁のない体育館や倉庫に近い大きなワンルームにしています。


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コンペ当初のグランウンドと駐車場の整備案です。サッカーコートを中心に駐車場から事務室までの職員の動線もゴム舗装することで園児のランニングコースと兼ねる計画です。
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概算見積もり時の屋上付きの案。敷地横のグラウンドと屋上広場を鉄骨階段で繋ぎ、階段と回廊をスタンド化する案です。
計画建物は鉄骨の2階建ですが、元々の建物が大きい為、全体での法規制が最大のハードルとなりました。特に中高層の建築条例における近隣説明では、近隣の方はもちろん土地所有者さんの同意も必要な為、挨拶巡りや隣説明会等、今まで経験した事のない設計以外の業務をこなさなければなりません。
昔と異なり幼稚園や保育園等の次世代を担う子供を育てる施設にも反対の声が上がる時勢です。
幸いにもご理解いただける住人の方々ばかりで、大きな反対もなく建築の同意を得られる事ができました。
長い行政協議と確認申請も無事終わり、昨年8月には地鎮祭をとり行い、9月より無事に着工しております。
昨年11月には上棟も終え、引き渡しに向け現場通いの続く充実した毎日です。
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8月に行われた地鎮祭。
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配筋検査。
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鉄骨検査。
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2階保育室

伊東建築etc@台北 [旅行]

新年明けましておめでとうございます。

日常業務に追われ、なかなか更新が滞りがちですが、今年もブログ徐々に頻度upして行きたいと思いますので、本年もご一読いただけたら幸いです。


アウトプットの日常から、鋭気とクリエイティビティを取り戻しに台北に行ってきました。

故宮博物館や龍山寺、九份等の観光地を通して台北を見るのはもちろんですが、

新しい建築を通すと今の台北文化が見えてきます。


まずは松山文化創園区へ。

ここはタバコ工場だった広大な敷地にある築75年の工場やオフィスをリノベーションして芸術村にした総合施設で、敷地の真横にはドーム球場が建設中だったり、台北の再開発エリア&最新スポットになります。

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広大な敷地に入ってまず目につくのが、2層の低いタバコ工場とは対照的に伊東豊雄設計の巨大な文創ビルです。ホテルとファッション雑貨、書籍を扱う商業施設で、セレクトされた土産物や雑貨が多いので旅行者にもお勧めです。

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地下1から3層までが商業施設で、ホテルのエントレンスは建物規模の割に小ぢんまりした印象。

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ホテル内の1階ロビー横にあるラウンジ。T-siteのように蔵書をインテリアにしています。
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外観は当時のまま残されたタバコ工場。中庭型のプランで内部は古い小学校のよう。
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内部は台湾デザインミュージアムに。グラフィックやプロダクトの台湾デザインが並んでいました。
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ミュージアムショップとは別に雑貨やお土産売り場も梅田の高架下を思い出します。。
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広大な敷地の為、直ぐに疲れ果て、かつての工場で働く人の託児所をリノベーションした書籍カフェへ。。。
雰囲気のある木造トラスの小屋組空間でいただく、お茶はまた格別でした。
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旅と関係ありませんが、地下鉄の優先座席ポスターの世界観がすごい。。
もう一つ見たかった伊東建築が台湾大学社会学部棟とそれに付属する図書館棟です。
パソコンで個人情報を入力し、パスポートを預けると内部の見学も可能です。
朝の8時20分から開いているので家族旅行の合間に一人で立ち寄るにはお勧めです。
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垂直ラインを強調する柱とそれに連続した花弁のようなスラブ、構造壁が3枚程のシンプルな構造体で、森林内のような木漏れ日さす空間を実現しています。
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ジョンソンワックス。これも本物を見て見たい。
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社会学部棟から見た図書館上部。防水工事中。
台北101の横にある台北貿易センター広場もまた伊東豊雄設計。
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古い建築と黄色いタクシーが台北の風景を作っています。
台北市内は大阪のようなタワーマンションは少なく、マンション価格はどこも高騰しているようで、紀彦をはじめ日本の建築家によるデザイナーズマンションの看板を至る所で目にしました。
台北にお仕事で行きたいです。。
台北のディベロッパー関係者の皆さま是非!
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リージェント台北近くの最高級エリアに新しくできた伊東豊雄事務所出の建築家平田晃久による富富話合。
複雑にテラスと住空間を組み合わせながら外観をつくっています。
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初詣は台北で最も古い1738年建立の龍山寺へ。日本と異なり石造?混構造?総木造ではないようで、柱の石の装飾が特徴的でした。
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見上げれば凝った装飾の構造体。同じお寺でも異国情緒満載です。
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九份。。
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建築は程々に。。台湾といえば足つぼマッサージや台湾シャンプー等も充実しているので夕飯前に観光で疲れた体を癒しにマッサージ店へ。
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写真は美容院で行われる台湾シャンプー。泡アート的なのと気持ちの良いマッサージをしてもらえます。
渡辺直美がくるお店とか。。そんなんばっかりですが。。
旅行最終盤、胃もたれをこらえ薬を手に、家内ご所望の台湾名物の蟹おこわを食べに台湾料理店へ。。。
行ったつもりが、間違えてガイドブック隣に掲載れていたローストダック専門の広東料理店へ行ってしまいました。
人生初の漫画のような北京ダック。
お店の前で何料理か見てから入店する事と何事も適量が美味しいということを学びました。
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空港でも蟹おこわを探しましたがなく。。ネットで検索する限り、日本でも食べられる店が見当たらず。。
一生言われ続けると思うと、弾丸でもまた台湾に再訪したいと思いました。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。


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