神奈川県立近代美術館+横須賀美術館 [建築&アート情報]
神奈川の現場の帰りに美術館巡りをしてきました。一つ目は神奈川県立近代美術館。坂倉準三設計で是非見てみたかった美術館です。正直、年月がたち仕上げの劣化による古さの印象が強かったですが、中庭を囲う回遊式の空間の構成などはとても興味深いものでした。
特に開放された中庭と軒下の池に面したテラスの部分。このような半屋外空間は師のコルビジェの建築に類似する作り方が見て取れました。とても気持ちよくここを見るだけでも入館の価値があると思います。
続いて、山本理顕氏設計の横須賀美術館。横須賀の山と海に挟まれたとても環境豊かな敷地にある真っ白の美術館。あまり予備知識なしでの見学でしたが、これもとてもおもしろい構成になっていました。内部は撮影できる場所が限られていたのであまり写真がとれませんでしたが、地下に埋められた展示室にガラスで囲われた外壁や屋根から柔らかい自然光が入り、心地の良い展示空間になっていました。
丸く開けられた開口からは雲の動きや、カフェにいる人が絵のようにはまり、開口部の作り方にとても感心しました。勉強になります。次はどこの美術館にいこうかなと。
2013-08-31 16:11