犬島＆直島

広島からの帰り道にタイトなスケジュールの中で犬島と直島によりました。豊島が第一希望だったのですが時間の都合で今回は2島のみです。

銅の製錬所跡地に新たに建てられた三分一博志設計の煙突効果を利用したエアコンのない建築です。ガラスと花崗岩、古いカラミレンガ、杉板、檜等多くの材料の組合せが素材感のある空間をつくっており真っ白な美術館とは異なった良さを感じる事ができます。内部は柳幸典の三島由紀夫をモチーフにした作品が5つのスペースにわけて展示されています。奥深い精神性が表現された内省的な作品です。

港周辺に妹島和世による家プロジェクトが4つ。そのうちのI邸です。柱のないRがかったアクリルが構造となった建築。美しい。

同じく妹島和世の民家を改修したF邸。昔ながらの瓦を使った民家も抽象化していけばこんなに美しい佇まいになります。こういうのを一度設計していみたいものです。

直島の李禹煥美術館。アプローチが凄く良かったです。地中美術館同様、時が流れても永遠に残りそうな力強い建築でした。