シャカンモックアップ《彦根ゲストハウス無我》

彦根ゲストハウスの外壁に土壁を検討しています。ということで参考となる版築壁を西宮戎神社へ見学に。版築壁とは土や小石を突き固めただけの土壁で、古来より塀や住宅の壁に用いられた工法です。やや窪んだ部分もありましたが、杉板の型枠が転写された土の質感はとてもいい感じです。

 

 

版築壁の質感を目に焼き付けその後、岐阜の大垣にある左官屋さんへモックアップを作りにお邪魔しました。職人さんの意見を聞きながら、いくつか実験的にサンプルをつくってもらいました。強度や耐久性を考慮すると自然素材だけの配合は難しく、いくつか混ぜ物を検討しています。

 

すさや砂の料を微妙に調整。写真ではあまり違いはわかりませんが、製品ではないものを扱う場合、こういった検討が必要です。

 

彦根の現場に戻ると大工仕事が進んでいます。壁下地の工程を完了したので、週明けからは外壁の左官工事にかかれそうです。