SSブログ

くらわんか餅新店舗@枚方 [設計&PROJECTS]

400年の歴史をもつ枚方銘菓のくらわんか餅のお店の設計をさせて頂いております。
歴史を踏襲しつつも今までにない最上級の厳選した素材を使用した“くらわんか餅”をだすお店なので、4坪と超コンパクトなお店ながら、インテリアも食材同様の質と素材感を表現しなければなりません。
歴史を現代的に解釈する和菓子が空間にピタッと納まる、カウンターにお餅を置いた時に凛とした空気がつくられる、そんな数寄な空間を設計できたらと考えています。
kurawanka-2.jpg
ファーストプレゼンテーション。
 
05.jpg
浮かしたカウンターによってお餅を視覚的に強調する案です。 収納量などでカウンターのデザインは変更していますが、質感は初期案を踏襲したまま着工できそうです。kurawanka-3.jpg
 
角地の特性そのままにカウンターもL字案が採用されました。
スクリーンショット 2016-07-15 10.04.40.png
現場写真。 
DSC03994.jpg
くらわんか餅NAOKIの現店舗。 
枚方市伊加賀本町8-13 
DSC03991.jpg
季節によって色々な種類のくらわんか餅が並びます。 
DSC03992.jpg
味はもちろん素材によって色が異なり視覚的に楽しげなので贈答品にももってこいです。 
DSC04162.jpg
ある日の打合せ風景。今後枚方以外の展開も視野にいれるくらわんか餅のブランディングの為にBLANCE潟沼さんと古賀さんに アートディレクターとして協力して頂いております。店舗はその場所だけですが、ロゴデザインをはじめショップカードや包装紙等のアプリケーションはそのお店のイメージを拡散するツールなので、店舗以上に妥協できない今回のプロジェクトの核になる部分です。
商品への熱い思いや素材へのこだわりを聞き取り、ブランドイメージを構築する手がかり探ると共に新商品の試食!
DSC04164.jpg
絶品お餅のムース。しっとりまろやかデラ旨でした。

N会館《コンペ》 [設計&PROJECTS]

5月は大阪市内のとある町内会館のコンペに取り組んでいましたが、ありがたいことに設計者に選定されました。公園内に敷地がありとても環境条件が良く、気持ちの良い建築が出来そうです。現在、町内の方々と打合せを重ねながら設計を進めています。年内の着工に向けてがんばります。http://www.tofu-ao.com/tofu/n_kaikan.html

160713c.jpg
公園側に開いた提案です。

160713d.jpg
縁側やテラス、屋上といった場所が中間領域となり公園と会館を繋げます。160713b.jpg
ファサード側

160713e.jpg

160713a.jpg
公園パノラマ


2階建てマンション《立花アパートメント》 [設計&PROJECTS]

今春に竣工した宮内町の共同住宅に続き、尼崎市で木造2階建のマンションを計画させていただくことになりました。立花駅からほど近い敷地は建売り用地をいくつか繋げた東西に長い変形地です。敷地周辺は2階建ての木造住宅が立ち並ぶ住宅街のため、極力ボリュームを抑え周辺環境に馴染むように計画しています。ホームページに計画案をアップしています。http://www.tofu-ao.com/tofu/nishitachibana.html
160712c.jpg
さらに配置計画により雁行させた建物の入隅部分で外壁仕上を切り返すことで、小さな住宅が連なるように見える外観としています。共同住宅でありながらも住む部屋によって異なるプランが用意され、それぞれに質感の異なる色や仕上がこの地域に馴染む景観となると考えています。


160712f.JPG
間口が広いため、2階建てながらも風景をつくることができそうです。

160712e.JPG
東西で見え方が異なるため、屋根の形を検討中です。秋からの工事に向けて進めて行きます。


コンペ《嵐山のホテル》 [設計&PROJECTS]

3月から6月までの間、嵐山に計画中のホテルの事業コンペに取り組んでいました。全8社のコンペで最終選考の2社まで残りましたが、残念ながら最終的に負けてしまいました。しかし、新築のホテルの計画に触れる事で様々なことを調べ、知識やノウハウを蓄積できましたし、コンペに挑むためにチーム作りから、色々と思いを巡らせることができた良い経験となりました。次に繋がるような気配がありますのでとても晴れやかな気分です。ホームページに計画案をアップしていますので是非ご覧下さい。ホテルや旅館の計画がありましたら是非TOFUまでご相談下さい。http://www.tofu-ao.com/tofu/arashiyama_hotel.html

160711g.jpg 

160711a.jpg

160711b.jpg

160711d.jpg

160711e.jpg

160711f.jpg 

京都嵐山でのホテルの計画です。渡月橋からほど近い好立地ですが、背面にがけ地を要する敷地でがけ地に建築することは予算的にも安全性にもリスクがありそうでした。かつ風致地区の規制で建ぺい率が40%と建築できる範囲が厳しいため、小さな建築面積でいかに広がりがあり、敷地全体を効率よく使える配置計画ができないかと検討を重ねました。そこでがけ地を要する敷地内に建築する上で必要となる擁壁を使って施設の内外を立体的に繋ぐ事を考えました。一見するとデメリットの多いがけ地ですが、擁壁と建物を寄り添わせる単純な構成で複雑な動きができる計画とすることで、がけ地をテラスや庭としこの施設の最大の魅力に変えることができるのではないかと考えています。裏山からカフェまで連続した庭がホテルやカフェ利用の人が使えるメインの屋外空間です。この庭により、建築が安定した環境を保つ事ができます。京都のお寺のようにそのまま景色として楽しむのも一つですが、斜面を利用して1階からも2階からもアクセスできるようにしているので、通常の庭より多様なアクティビティ ーを入れ込むことが可能です。このホテルでは滞在して”遊ぶ”ことを目的としておりグランピング、バーベキュー、ボルダリング、祭り、ウエディングパーティなど施設の内外で遊ぶ事のできる仕掛けをつくっています。 

 

 


土産物店計画中《青島港客運站》 [設計&PROJECTS]

今年の春先に中国の青島でたこ焼き屋さんがようやく完成しましたが、ご縁なのか引き続き青島のフェリーターミナル内にお土産物屋さんを計画させていただくことに。要望は和風のテイストでとのこと。まだまだ詰め切れていませんが、実現できることを願って計画して行きます。160623a.jpg

ファサードのイメージ

160623b.jpg 

青島フェリーターミナル 


蕎麦屋リノベーション@彦根《登録有形文化財》 [設計&PROJECTS]

中山道の宿場町として栄えた彦根市鳥居本町にある文化財に指定されている古民家のリノベーションプロジェクトです。表通りに面する文化財部分の外観はそのまま、なかのみ歴史を生かしながら、こだわりの手打ち蕎麦屋さんに改修していきます。以前同じく彦根でおこなった中庭を囲むゲストハウス無我と同様に、今回も中央にある中庭を上手く再生させながら、店舗と住居両方共居心地の良い場にできたらと思っています。
補助金の申請や面積が大きい分、工事を2期に分ける構想等、ロングスパンのプロジェクトになりそうですが、その分、アイデアを熟成させながら美味しい蕎麦に見合った空間に仕上げられたらと思います。
スクリーンショット 2016-06-17 14.20.35.png
趣のある旧中山道と左手が今回の物件です。
スクリーンショット 2016-06-17 14.21.20.png
内部です。昔の住人の生活感が残っていますが、通り庭のある古い間取りと力強い構造に圧倒されます。

a.jpg
現在の彦根市の中心からは少し遠いですが、その分、現実から離れた非日常的な場で頂く蕎麦が、より格別なものとなるようなプランニングを心がけたいと思います。

ということで、今回は待望のお蕎麦屋さんのご依頼。
生まれつきの蕎麦好きにとってはもってこいのプロジェクト。色々勉強しに行く予定です。
IMG_3748.jpg
事務所から徒歩圏内にある文目堂。外観内観とも素朴で料理ももちろんデザインしすぎてない雰囲気が大好きです。
文目堂.jpg
写真は青島からのお客さんと打合せ後のランチです。海外では中々食べられない珍味を小鉢で頂けるので、海外からのお客さんを招くにもピッタリです。
そば切り文目堂

土山人.jpg
関西では超有名店土山人の有馬店。
IMG_4528.JPG
中央にキッチンを配置し、ガラス張りにしています。視線が抜けるので広がりができるのと、単純に店員さんとのやりとりがしやすいので理にかなっています。
土山人2.jpg
蕎麦も絶品ですが、天ぷらや焼き物等の一品料理もお勧めです。
蕎麦 土山人 有馬
神戸市北区有馬町1056

藪蕎麦.jpg
友人の結婚式帰りによった並木藪蕎麦。関東のお出汁のしょっぱさにビックリしながらも数センチ蕎麦をつけてすするという江戸っ子の食べ方の意味が良くわかりました。
藪蕎麦2.jpg
昔の雰囲気をそのままに上手くリノベーションしています。人が多くて写真はとれませんでしたが、洗面の人研ぎも洒落てました。トイレ、重要です。
並木藪蕎麦

蕎麦ではありませんが、並木藪蕎麦近くの駒形どぜう。15年ぶりです。IMG_4249.jpg
庭との関係性と大広間で床座な感じがここだけの雰囲気をつくっています。大変勉強になりました。
IMG_4248.JPG

駒形どぜう本店
東京都台東区駒形1-7-12


浪速区元町共同住宅《着工》 [現場]

昨年末から計画していた大阪市浪速区元町の共同住宅が着工します。デザインはもちろんですが、収益物件なので収支がなりたつように最大限に効率よいプランとタイトなスケジュールが求められるプロジェクトです。
3階建てで5室+店舗と比較的コンパクトな共同住宅なので、構造は軽量鉄骨の耐火とし総重量を軽くし、基礎にかかる金額を極力少なくしています。仕上も内外装共に極力既製品を利用し、金額を下げていますが、既製品の選択と組合せによって通常の賃貸とはまた違う空間にできたらと考えています。
DSC04116-2.jpg
浪速区元町は昔の集落跡地で埋蔵文化財包含地に指定されており、着工前に試掘が必要になります。
今回は表層改良の2m付近まで試掘しましたが1.7mで古伊万里の欠片が出てきてしまいました。
DSC04119-2.jpg
調査や本掘が必要か連絡まちです。
本掘費用もですが工期も延びてしまうので古伊万里の鑑定結果にドキドキです。
TV番組とは反対に年代物でないことを祈っています。

b.jpg
概算時のイメージ。シンプルな箱になりそうです。
naniwa.jpg
ワンフロア3部屋から2部屋に修正した時の模型IMG_4511.JPG
今回は地鎮祭が無かったので、現場近所にある難波八阪神社へ参拝に行ってきました。
写真は本殿横に鎮座する獅子殿。迫力あります。
あまり知らない街での仕事は楽しいものです。ランチ等も含め現場の間に色々開拓してみようと思います。

徳島上勝町RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store [旅行]

GWを利用してON-renovationのメンテナンス&観光に徳島に行ってきました。
都会の価値観が入り込まない昔ながらの田舎が残る徳島ですが、都会へも発信できる地方独自の取り組みがちらほら生まれてきています。今回は上勝町にできたRISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Storeへ。誰もが気にはなっていても何気なく見逃している過剰な梱包によるゴミ問題をテーマにしつつも、しっかりとした地ビールやBBQ料理を提供している新しいお店です。
建築は中村拓志氏の設計。前回の広島視察でのベラビスタのチャペルと続けさまの見学です。建築もお店のコンセプト同様に廃材や古建具をリユースした建物です。
DSC04026-2.jpg
逆光ですが。。。中央入口から低層の右側がクラフトビール製造場で左側がショップになっています。
DSC04028-2.jpg
建物裏側はオープンスペースでBBQができるとか。外壁の臙脂色が緑の補色なのでくっきり浮き上がります。
DSC04031-2.jpg
ショップ内部。 
天井高のある空間にお店の商品と廃材でつくられた什器や照明がアクセントになっています。
雰囲気あります。

現場が動いている時には中々いくことができなかった太龍寺にも今回初参拝してきました。
DSC04025-2.jpg
空海が修行し西の高野といわれる場所だけあって、厳かな霊場の雰囲気があります。
DSC04024-2.jpg
綺麗な手積みの擁壁。
DSC04021-2.jpg
ロープーウェイからの眺めです。足が竦むほどの急傾斜ですが抜群の景色でした。ここには手付かずの田舎があります。
お勧めです。
DSC04020-2.jpg
太龍寺の行きがけによった新野駅近くにある、あかりカフェ。
DSC04018-2.jpg
体に優しいほっとする定食が食べられます。
DSC04039-2.jpg
そして最後は徳島ラーメンの中でも乳白系のラーメンが多い小松島市にある老舗の岡本中華へ。
甘辛い黒系徳島ラーメンより豚骨が表だっていてまろやかな味わいでした。
DSC04041-2.jpg



西天満のゲストハウス完成しました《ゲストハウス桜》 [設計&PROJECTS]

西天満で工事を進めていましたゲストハウス桜が完成しました。ホームページに写真をアップしていますのでご覧下さい。http://www.tofu-ao.com/tofu/guest_house_sakura.html

大阪市北区西天満にある老舗の料亭をゲストハウスへとコンバージョンさせたプロジェクトです。既存の建物を隈無くチェックし、建築基準法と消防法の中で適応していない部分を探し出し一つ一つ修繕していくというやや難易度の高い工事と申請手続きが必要となりました。具体的な工事内容としては竪穴区画の新設、床と階段の耐火構造化、部分的な減築、避難器具の設置といった内容です。古い建物をあらゆる視点から診断し傷ついた箇所に治療を施すことを最優先しており、法的に健全な建物に戻し、旅館として再生しています。_MG_5508.jpg

 

旅館への用途変更によって旅館業法上新たに必要とされるトイレやシャワー等の構造設備は地階に集約させています。1〜3階の料亭の当時の雰囲気を記憶した個室の設えは極力残し、宿泊者に本物の素材を使った和の空間を提供することができればと考えています。_MG_5499.jpg

 

新しく区画する部分や階段の更新によって付随する工事箇所も料亭の和のデザインを踏襲することで、料亭の雰囲気をそのまま継承し保存することを優先しています。西天満に新しくできたこの旅館では老舗料亭の当時の面影をそのまま残すことで、料亭に格安で泊まることができるという体験がこの旅館の新しい価値になっています。_MG_5491.jpg




毛糸TIPI《アワザサーカス》

昨年末に開催されたアワザサーカスにて製作しました仮設ブース「毛糸TIPI」をホームページにアップしました。http://www.tofu-ao.com/tofu/tipi.html

大阪都心の公園で行われるフェスティバル「新町・アワザサーカス」のための仮設店舗。ごく限られた予算と数時間での組み立て・解体が必要という条件から、ネイティヴアメリカンが使用した移動住居「ティピ」に着想を得たフォリーを設計・制作しました。長さ6mのレンタル足場丸太を六角錐型に組み上げ、毛糸をランダムに巻き付けていくことで剛性を高めます。毛糸はホピ族の精霊ココぺリのカラーリングを参考に6色を選び、レッド(勇気)、ホワイト(自由)、ブルー(安全)、ブラック(幸福)、イエロー(美しさ)、グリーン(出会い)の願いをこめて参加者全員で編み込みました。_U6A0355.jpg

_U6A0421.jpg

_U6A0656.jpg



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。