SSブログ

基礎工事中《NA-house》 [設計&PROJECTS]

福井県小浜市でNA-houseの工事が始まりました。地盤改良を終え、基礎工事へと進んでいます。基礎の型枠で建物の外形が視覚化され、全体の大きさを把握することができます。平屋なのでこうやって配置を見ると改めて平面的な広がりを感じる大きな家だなと感じます。平面的な伸びやかさと空地(庭)のバランスがいい感じです。

151121b.jpg
家の東側には田んぼと山並みが望め、のどかな風景が広がります。

151121a.jpg
配筋工事が完了し、配筋検査へ行ってきました。図面段階で指摘した内容を重点的に確認。今週にはコンクリートの打設です。

151121c.jpg
帰りは近くの海を見に。サンセットには間に合いませんでしたが、しばし美しい景色をぼーっと、癒されたところで年末の上棟に向けて気を引き締めてがんばります。

岡崎章魚焼《中国たこ焼き店》 [設計&PROJECTS]

中国で計画しているたこ焼き店で使う提灯のサンプルが出来上がってきました。印刷ではなく一つ一つ手書きで作ってもらってるので塗りムラも目立ちますが、その分、温かい風合いに仕上がっています。
DSC03367-2.jpg
中国に送ってクライアントのOKがもらえれば発注です。全部で46個。大量です。
IMG_3820-2.jpg
暖簾は白色の生地から全てを染めていく本染めで考えていましたが、予算が大幅にオーバーする為、色付きの生地に染める方法に変更しました。4メートルの暖簾が3枚と通常サイズが2枚です。
a.jpg
店舗外観。
b.jpg
店舗内観。

南船場のゲストハウス完成しました。《大阪蜂窩民宿 | Beehive Hostel Osaka》 [設計&PROJECTS]

南船場で計画していましたゲストハウスの大阪蜂窩民宿 |Beehive Hostel Osakaが完成しました。TOFUの事務所から歩いて1分かからない場所にある外国人の方向けのゲストハウスです。

大阪の南船場に建つ6階建ての事務所ビルを一棟ごと外国人向けのゲストハウスにコンバージョンする計画です。各関係法規に即した計画をする新築の建築確認申請とは異なり、既存の物件を現行法に適合させるという用途変更の申請が必要となるプロジェクトのため、 色々なハードルがある中での計画となりました。それに加え旅館業法と消防法が絡み合うため、役所を超えた複雑なルールの中でプランニングしなければならないやや難易度の高い計画です。

 

151029b.jpg

プランニングとしては、既存の設備配管を効率良く使い設備投資を最小限にする為に水廻りの位置は最上階に集約しています。各階の居室面積も各法規の関係性の中で自ずと決まっており、それをコンパクトに3部屋に分割している階とゆったり2部屋に分けている階があります。客室はベッドと畳の部屋があったり、壁面の色分けにより部屋のバリエーションを多くつくったり、個人からファミリー層まで様々なお客さんに対応出来るつくりにしています。客室をコンパクトにまとめた分、1階共用部分を飲食や団欒のラウンジスペースとして大きく開放的な場所として計画しました。ここでもコストを抑える為に過度な装飾は控え、長い木製のカウンターと中央の大きなテーブルだけを製作し、海外から来られた方がほっと一息つけるような温かみのあるラウンジの雰囲気を作り出しています。ここでは国の垣根を超えホストとゲストが或はホスト同士が色々な情報交換ができる場となっており、夜には温かみのある照明がもれ、旅行者が集まり談笑する新しい風景を南船場にもたらしています。

 

IMG_3723.JPG

竣工撮影後はいつもの打ち上げ。オーナーさんとカメラマンのスターリン、いなせ建設社長とTOFUでワイワイと。最近まで香港で生活されていたオーナーさんに手ほどきを受けながら紹興酒や白酒と美味しい中華をいただきました。このお店の内装は気合い入ってて、本場の雰囲気さながら。楽しい時間をありがとうございました。

 

 

 

 

大阪蜂窩民宿 | Beehive Hostel Osakaのホームページ↓

http://osakaminsu.com/?lang=en


仮設小屋デザイン《アワザサーカス》 [設計&PROJECTS]

10月17日(土)に開催されるアワザサーカスの仮設展示ブース小屋をと設計中です。限られた予算の中で簡単に設営および撤去ができる架構を検討中です。あまり作り込まずに少ない部材で一瞬で立ち上がり、あっと驚くような空間が現れないかとあれこれ議論しました。明日の開催に向け、本日も仮組する予定です。
お時間ございましたら、お立ち寄り下さい。我々は新阿波座公園にて参加します。

tipi.jpg
コンセプトシート

IMG_3881.JPG
スタディモデル

IMG_4008.JPG
敷地範囲や予算を検討しややスリムに変化。ちょっと悲しいですが...

CIMG0025.JPG
ここに設営しますが、どんな風景になるか楽しみです。


Sa-Houseプレゼン《彦根》 [設計&PROJECTS]

滋賀県彦根市で計画しているSa-Houseです。3層の巨大なボリュームを小さく見せるように1階と2.3階で切り分け、ずらした形にしています。ずれた1階部分は玄関庇になり、2階部分はLDKと連続した大きなテラス庭になるよう計画しています。内部もこのずらした跳ね出した部分に全ての水廻りが入るのでスッキリしたLDK+巨大なテラス空間を実現しています。
外観は可愛らしい切り妻の家型が浮かんだ形か、彦根の景観法に合わせ、切り妻を90度回転させた平入の町家型が宙に浮く形かで検討中です。

a.jpg

内部は吹き抜けで1〜3階まで接続させ家族の気配が感じられるようにし、また同時にトップライトを使いながら1階から3階まで空気が循環する仕組みにしています。


b.jpg

大手住宅メーカーと競合ですが、この家の気持ち良さやフレキシビリティーの高いプランが気に入って頂けたらと思います。

NA-house《小浜の家》 [設計&PROJECTS]

福井県小浜市で住宅の計画が進んでいます。海岸近くの400㎡近くある大きな敷地です。配置計画をいろいろ検討した結果、L型の母屋とこれに土間スペースをくっつけてT型の平屋の計画にまとまってきました。平屋なので道からは屋根が大きく見えてきそうだったので、この地域の昔ながらの風景を作っている瓦を採用することにしました。

150812d.jpg
T型の軒の低い屋根が敷地いっぱいにひろがります。屋根を支える木構造を検討中です。

150812a.jpg

T型でふたつの外部スペースが生まれます。庭に面した部分には濡れ縁と庇を設け、

150812c.jpg
長手正面はシンプルな横長の建物外観が見えます。瓦と杉板で昔ながらの風景になじみながらもどこか現代的な建築ができればと考えています。

150812b.jpg
庭。実際は塀ができそうです。

IMG_3383.JPG
打合せの帰りは敷地近くの海岸でぼーっと。昼間の風景も良いですが、ここの夕日は独特の空色になります。
次回は夕日撮ってこよう。秋の着工に向けてがんばります。




Su-renovation《交野市》 [設計&PROJECTS]

交野市で進めています木造二階建てのリノベーションプロジェクトの実施設計が終わり、見積り作業に入っています。概算見積り時には大幅な予算オーバーだった為、実施の図面を描くのに細心の注意を払いました。不確定要素の多いリノベーションがゆえによりコスト管理が難しいですが、コストとデザインの鬩ぎあいの中で最良の選択ができるよう頑張りたいと思います。

1.jpg
自然豊かな住宅地で、抜群の環境です。
2.jpg
概算時の梁露出+吹き抜け案です。
3.jpg
概算見積り後のコスト削減案。
DSC02762-2.jpg
床下の調査に行ってきました。畳の下には古い掘り炬燵が。。
DSC02763-2.jpg
土間ではありませんが、見える範囲では土台の状態も良好で安堵しました。DSC02038-2.jpg
before

REHA CAFE 完成!《堺のデイサービスセンター》 [設計&PROJECTS]

堺市のデイサービスセンターが完成しました。

堺市のデイサービスセンターです。高齢者だけでなく地域の方々が集まる場所にしたいというコンセプトを受け、介護施設特有の配色や病院のような冷たい印象にならないようなデザインとし、人が集うカフェのような建物を目指しました。まず、既存の建物はとても暗い印象だったため、南側の壁を撤去し大きめの窓を設け、南北に視線の抜けを作ることにしました。北側の窓辺にはカフェスペースとして床を無垢フローリング、家具は無垢材の椅子と机を設置。南側の窓辺は寝そべることのできる人工芝スペースとしています。どちらの窓からも植栽が見ることができ、来館者がコーヒーを飲みながら、寝そべりながら安らぎを感じることができる場所をつくることができたと思います。
_MG_9922-Edit.jpg

_MG_9910-Edit.jpg



COHAMA《関大前イタリアン》 [設計&PROJECTS]

関大前のイタリアンCOHAMAが先日完成しました。千里山へ美味しいイタリアンを是非食べに行って下さい。

千里山のイタリアンです。素材が持つ個性をシンプルな形で提供するイタリアンCOHAMA。料理に倣いインテリアでも素材をシンプルに扱い、組み合わせることで落ち着いた内装に仕上げています。 石、木、漆喰、皮といった自然素材を注意深く選び、シンプルに構成することでお店のスタイルを料理とインテリアで表現しています。落ち着いたインテリアと生命力のあるたくさんの植栽に店内へと誘なわれ、シェフのこだわりの料理を堪能できます。

150625a.jpg

150625b.jpg

船場ゲストハウス着工《用途変更》 [設計&PROJECTS]

大阪南船場で進めていましたゲストハウス(簡易宿所)の工事が着々と進んでいます。
6階建ての事務所兼住宅だったビルを一棟まるまる外国人向けのゲストハウスにする計画です。
用途変更の申請が必要となる物件ですが、新しく計画する物件を法規に合わせる通常の確認申請とは異なり、既存の物件を現行法に合わせる為に、色々な足かせがある中での計画となりました。それに加え、旅館業法と消防法も絡み合うので、役所を超えて複雑なルールの中でプランニングしなければならない難易度の高い計画です。
居室面積はもちろん人員、ベッド数、ドミトリーの数、設備の数と全てがパズルとなって組合わさります。
一つの変更が大きなミスになることも多々。4月には申請もおり、計画という意味では一段落ですが、現場での変更も含め気を抜かずにおさめたいと思います。c.jpg
一泊3000円前後のゲストハウスでは初期投資を抑えることも必須条件なので、全体のコスト調整も重要になります。今回は工事の一部を分離発注し、解体や仕上工事はお施主さんのDIYも取入れることになっています。
現場監督とのコミュニケーションで進む通常の現場とは異なり、DIYと工務店との境界が曖昧で金額が現場で変動する分、施工の住み分けやDIYの難易度、コストを考慮しながら、現場で手探りで一つ一つデザインの意思決定をしていかなければなりません。今までの現場とはプロセスが異なる為、手間も時間もかかりますが、これも普通の現場では味わえない貴重な経験と思い、これを期に物をつくるといったことをもう一度見直したり、建築の現場の仕組みを肌で感じられたと思います。
DSC02281-2.jpg
5階部分、隣地が駐車場の分抜けがあり、気持ちが良いです。
a.jpg
有り体ですが、プライバシーで綺麗に区分されたビジネスホテルとは異なり、
旅好き、日本好きの面白い人が引き寄せられるサロンみたいな宿で、
そこに行けば面白い人に出会えるという場をつくることができたらと。。考えております。b.jpg
各室の内装をセルフでお化粧する案。手探りです。




この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。