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姫路城 [建築&アート情報]

姫路城の天守閣保存工事を見にいってきました。屋根下地の土居葺きや壁の竹小舞が見える姿はまるで建築のオペをみているようです。仮囲いで覆われた痛々しい外観とは裏腹に近くでみる天守はこれはこれで一興。世界遺産建築の裏側をみれる数少ないチャンスと思えば中々良いものです。
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詳しくはこちら。
天空の白鷹《姫路城大天守修理見学施設》


飯盛寺《小浜》 [建築&アート情報]

打合せの前に無謀にも雪の降りしきる中、飯盛寺にいってきました。小浜西で高速を降りてすぐの法海集落(魔除けの勧請縄が入口にかかっていました)をぬけた所にあるお寺です。飯盛川沿いに奥へ奥へと上り、徐々に道が細くなるアプローチは車で走っていても自然への畏敬の念と魂が浄化されるような感覚が伝わってきます。昔も今も人の感覚はかわらないもの、こういう奥深い自然に畏れを覚える感覚が日本文化の根幹なんだと思います。
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社務所で雪が深いから参拝料は次回でよいといわれ、その心遣いに感動しつつ本堂へ。重文の茅葺き入母屋の本堂は威風堂々とした佇まいです。茅葺きが雪で覆われ軽やかさは感じられなかったものの雪化粧もこれはこれで風情があります。但し、あまりの雪の量に本堂の中まで上がれずじまい。次回は季節の良い時に苔のむした茅葺きと内陣にある重文の厨子を参拝しに再訪したいと思います。

深山 飯盛寺 高野山真言宗
小浜市法海145-1


UR賃貸観月橋団地《KANGETSKYO DANCHI》 [建築&アート情報]

京都にあるUR賃貸の観月橋団地がリノベーションしたということでオープンハウスに行ってきました。広大な団地の中から全部で7室を見てまわることができます。
予算や古い設備などハードルの高そうな条件の中、どれも凄く割り切った上手な設計です。TV番組みたいに設計前をみられたらもっと衝撃があるのかもしれません。家賃は3〜5万円。独身やディンクスの人には住みやすいのではないでしょうか。
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外観。14棟あります。
各住戸だけでなく外観や周辺環境が徐々にかわるともっと面白いことになるのかもしれません。
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内観。キッチンが見せ場です。



羽賀寺《十一面観音巡礼》 [建築&アート情報]

打合せの合間に小浜にある羽賀寺にいってきました。ここは白州正子の十一面観音巡礼にもとりあげられた美しい菩薩像がある名刹です。小山に囲われた集落の奥に位置し、周りの自然環境が凄く良い場所にあります。細かい違いがあっても大枠は似た様な形のお寺を建てる時代、立地条件と敷地を読み解くことがデザインの肝だったんだと改めて感じることができました。
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杉の巨木が立ち並ぶ中に覗かせるむくりのついた桧皮葺きの本堂。凛としています。力強い本堂の中には艶かしい十一面観世音菩薩。美しい。
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環境、建築、仏像、3拍子そろった数少ないお寺でした。

羽賀寺
福井県小浜市羽賀82-2


Helios “Velius” [建築&アート情報]

空気の透き通った寒い冬に聴きたい一曲。
Keith KenniffによるHelios名義のVelius

臥流山 行基寺《岐阜県海津市》 [建築&アート情報]

養老山地の中腹に建つ行基寺“月見の間”です。メジャー級のお寺ではない為、京都のお寺と比べると至る所にメンテ待ちな箇所がありますが、その分人が少なく景色を独り占めすることができます。地平線まで広がる濃尾平野を眺めると、いつきても凄く心が落着きます。
年初めに英気を養うことができました。
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臥流山行基寺
岐阜県海津市南濃町上野河戸1024-1
養老天命反転地から20分程。


和歌山県立紀伊風土記の丘《建築素材》 [建築&アート情報]

和歌山の家の解体工事が終わったので再度敷地調査に向かいました。役所巡りの後、工務店との打合せ前に時間があいたので『紀伊風土記の丘』にいってきました。ここは5〜7世紀に造られた全国最大規模の岩橋千塚古墳群をトレッキングのように山を巡りながら見学できる公園で、山の麓には移築した文化財の民家と地元出身の松下幸之助の寄付でつくられた資料館があります。古墳のまわりに使われなくなった建築がある風景はまさに建築の墓場。と思って行ったら想像以上に良いものでした。
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浦辺鎮太郎設計の資料館。建物全体がくたびれており、かわいそうな有様ですが、古墳の石室に使われている青石を積んだ外壁は圧巻。
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有田郡にあった旧谷村家住宅。土壁と茅の間に比率の美しい開口、モダンです。こういうのしたいです。自費で綺麗なガラス入れたい位です。
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重文旧柳川家住宅の蔵。柔らかい光の漆喰に鈍い質感の鉄格子や木建が栄えます。
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重文旧谷山家住宅。引き込まれそうな入口です。

平日のせいか明るい幸せな雰囲気は微塵も感じられませんでしたが建築や歴史好きには凄く楽しめる施設です。時間の都合で麓のみの見学でしたが、また季節の良い時に自然を味わいがてら古墳の内部をみにいきたいと思います。


和歌山県立紀伊風土記の丘
和歌山市岩橋1411



龍谷ミュージアム《エントランスホール》 [建築&アート情報]

西本願寺の目の前にできた龍谷ミュージアムにいってきました。ファサードのデザインはあんまりですが中は凄く整った大人な建築です。表向きとは異なった奥ゆかしさのある建築に京都らしさを感じることができました。
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三角断面の木製ルーバでできた低い天井が綺麗な水平の抜けをつくっています。この綺麗な抜けと床に開いた大きな穴だけでエントランス空間をつくっています。美しい!
写真は裏口から表の堀川通を見た所。法規上の高さの制限から凄く抑えられた空間になっているとのこと。
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B1の受付です。杉板型枠のコンクリート、OMZP鉄板+石、木、ガラス等、日建設計ならではの豊富な材料がそのまま空間に反映されています。強靭な肉付けのマッチョ建築、羨ましい限りです。
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石とガラスが最高の相性でヨーロッパの遺跡&保存系の美術館みたいでした。光の入り方も綺麗です。

2.3階の展示空間はこれといった建築的なことはなにもしていないので凄くもったいない気がしました。が、エントレンスだけでも十分に見る価値のある建築だと思います。立地も良いので京都観光の帰りに是非お勧めです。

龍谷ミュージアム
京都市下京区西中筋通正面下る丸屋町117


国立国会図書館関西館 [建築&アート情報]

新規物件の為の敷地調査に京都の精華町にいってきました。どこも道が広く大きな街区の真新しい町です。一通り敷地の実測と役所巡りを終えた後、久しぶりに関西屈指の名建築、国立国会図書館関西館によりました。公共施設ながら18歳以上しか入ることができない凄く閉じた研究所のようなつくりの建築です。もう少し利便性の高い場所でウエルカムなつくりで良い気も。。。とはいえ建物としては一級品です。
ドミニク・ペローのフランスの国立図書館に似ておりスーパーモダンの中に荒々しい自然を取り込んだ中庭があって、その対比が何とも心地良い空間をつくっています。床は大理石、壁はイタリアンスタッコ。ミニマルな空間の中に艶やかさが映えます。予約をすればバックヤードも含め見学することができるのでビシビシくる現代建築をみたい人にお勧めです。
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天井が凄く綺麗です。
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国立国会図書館関西館
設計:陶器二三雄建築研究所
 京都府相楽郡精華町精華台8丁目1−3


ANRI SALA+世界制作の方法【国立国際美術館】 [建築&アート情報]

中之島の国立国際美術館でおこなわれている展覧会“ANRI SALA”+“世界制作の方法”をみてきました。
B3でおこなわれている《世界制作の方法Ways of Worldmaking》では3人のアーティストの作品が空間にとって特に示唆的で印象に残りまた。色々な事をイメージできる作品です。
会期は12月11日までです。
クワクボリョウタ。Sony Tabletの告知ムービー。
「刻々と表情を変えていく影」をみることができます。
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大西康明。ジオグラフィカルな形態ながらも風にもなびく軽やかな作品。
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paramodel。プラレールを使い空間を無機質なホワイトキューブをガラリとポップにかえる作品。

B2でおこなわれているアンリ・サラ展。空間とサウンドの関係をテーマにした作品が2作品展示されています。街や建築に対する感受性の高さがわかります。
5分過ぎから今回出展の『ザ・クラッシュ』の一部をみることができます。

国立国際美術館
大阪市北区中之島4-2-55


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