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グルーヴ《梅田のエステサロン》 [現場]

心斎橋の本店に引き続きご依頼いただきました2号店となる梅田のエステサロンの工事が6月末から始まりました。お話をいただいてから1ヶ月で設計をまとめ、工事も1ヶ月とタイトなスケジュールの中、梅雨のジメジメ暑さに負けず現場が可動しています。

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まずは床下の設備配管の敷設から始まりました。エステサロンでは複数のドレッサールームが必要になるため、設備配管を転がす位置がとても重要です。このビルはたくさんの配管経路が確保できていたので融通がききました。

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設備配管が終わると大工さんが束で床上げし、合板を張り床下地の完成です。いつもの大工さんなので息もぴったりです。手と口が良く動きますがw

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次は壁と天井の下地となる軽量鉄骨の施工です。ケイテンヤンサンが大量のスタッドを図面通りに組み立てていきます。そして平行して空調換気配管、電気線を天井に入れていきます。

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徐々に形ができてきました。設備屋さん、空調屋さん、電気屋さん、大工さん、軽天屋さんと大量の職人さんが作業中です。皆さんのいきも合い現場独特のグルーヴ感がでてきました。ええ感じです。今週中にはボードが貼り終えるでしょう。

外壁とガラス《M-house》 [現場]

芦屋のMの工事が急ピッチで進んでいます。

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ファサードの大きな開口部にガラスが取付られました。2階の床から3階の天井まである大きな窓です。部屋の狭さを感じさせません。この部屋に入ると浮いているような感覚があります。

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浴室と洗面室も徐々に出来てきました。壁はタイル仕上げとし、洗面と浴室の一体感が生まれます。ここは出来上がりが楽しみですね。

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ガルバの平葺きの壁がチラッと見えています。足場がとれて全体が見えるのが待ち遠しいです。内装工事も残り少し、がんばります。

地鎮祭《Ta-HOUSE》 [現場]

枚方の傾斜地に建つ家、Ta-HOUSEの地鎮祭です。
地鎮祭は設計監理における節目であり、文字通り“ハレの日”です。梅雨真っ只中で週間天気予報は雨でしたが、スッキリと晴れてくれました。節目(非日常)はやはり晴天に限ります。
上棟式は簡略化されたり、なくなったりしていますが、地鎮祭はどの現場でも行われ、慣習化しています。神籬に一時的に神を呼ぶこの日本古来の祭事手法が脈々と後世にも続いていき、超近代的な建物に原始的な地鎮祭、そんなSF映画的な場に設計者として何十年後かに立ち会えたらと思います。
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ご夫婦はもちろん、お子さんがこの場所、この家で育って良かったと20年後言ってもらえるような空間や場がつくれるよう監理も頑張りたいと思います。

外壁を平葺で《M-house》 [現場]

Mの外壁工事が始まりました。ガルバリウムのシルバーの平葺きです。屋上から1階までを1枚のガルバリウム鋼板で葺いていきます。全体がすっきりと見えるようにコーナーも鋼板を直角に曲げてもらうなど手間かけてもらってます。全長で8m近くになるため施工が難しいようでいろいろと打合せに苦心しました。足場がばれるのが楽しみです。

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裏面から一枚一枚葺いていきます。板金独特のへこみがいいですね。

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3階バルコニーもできてきました。手摺ももうすぐ設置します。

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鉄骨の柱とフローリングの取り合いめちゃ奇麗!大工さんさすがです。


穴出現《T-house》 [現場]

京都市内で進めていますT-houseの現場状況です。周辺の敷地より低い位置に四角い穴が現れました。Tは3階の建物を地中に1階分埋め込んだ計画のため、地下になるところから工事が始まっています。敷地の東側には水路があり、今にも崩れそうな弱々しい擁壁が設置されており、万が一擁壁が崩れても建物が傾くことのないように水路より深く建物を埋め込み安定性を確保しています。

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親杭と矢板の設置から掘削。地盤改良が先週に完了。本日は捨てコンクリートの打設完了です。

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人の背丈ぐらいの高さです。地下がある分、上棟まで少し時間がかかりそうですが、じっくりと監理していきます。

ようやく完成しました!《串焼きんぎょ》 [現場]

大阪の玉造で工事を進めておりました「串焼きんぎょ」が完成しました。2月より工事がスタートし、大きな古材の梁や天板用に聞いたこともないような種類の木を探しに行ったりと長い時間かかりましたが、その分色んな業種の方に直接お会いできた密度の濃い現場だったように思います。10mもある梁を天井に吊るす工程などは大工さんに熟考してもらった結果、重機無しで人力で揚げるという決断に至るなど本当にヒヤヒヤする場面もありました(笑)。そんな中、ようやく完成を迎え携わった職人さんたちとレセプションにお邪魔し、美味しいお酒いただけました。ありがとうございました。

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ファサードは銅板の菱葺。窓には格子雨戸を付けています。開放するとファサードに立体感がでます。

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銅板も風雨にさらされ、やや10円硬貨に近い質感になり、味がでています。今後の変化も楽しみです。

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オーナー自作の看板。
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1階カウンター席。赤色と土色で仕上げています。

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最初のスケルトンの状態。


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レセプション。ちなみに牛や豚、鳥の珍しい部位を串で焼くスタイルのお店です。本当に美味しいし、色んな部位のお肉を少しずつ食べれるので楽しいです。5月24日オープンですので、是非食べに行って下さい。

串焼 きんぎょ
〒544-0004
大阪市中央区玉造2-15-8
https://www.facebook.com/pages/串焼-きんぎょ/1408609439424030?fref=ts


構造躯体がようやく《M-house》 [現場]

芦屋市のMの構造躯体がようやく完成しましたので、建て方からここまでの進捗状況をアップします。

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建て方完了後の基礎配筋の状況です。埋込柱脚のため配筋工泣かせのガチガチの構造です。もちろんそのおかげで良い効果が生まれました。それは後ほど。

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鉄骨大梁にスタッド溶接をしています。床の剛性が確保されます。

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デッキスラブの配筋状況です。大きな窓からは道路の防音壁と阪神高速の高架の間を視線が抜けるように高さを調整しています。大きな道路の交差点近くで全面には大きな建物がないので視線を気にする事なく外部に開放できます。

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スラブコンクリート打設が完了し、構造躯体の完成です。これから外壁および内部の下地工事へと進んでいきます

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大型車両の交通が多い国道43号線沿いでの鉄骨造ということで、建物の揺れを最も心配していたいたのですが、屋上に上っても全くと言っていいほど揺れを感じることはありませんでした。柱をやや深めに埋め込んだ埋込柱脚と構造メンバーを一回り大きめに設計した結果です。引き続きがんばります。





阿南リノベーション解体終了! [現場]

GW明けから阿南市の現場が本格的に動き始めています。
先ずは古い母屋にRC造で増築された離れ部分の解体工事から。
不必要に大きくなった床面積を減築することで維持管理しやすくし、元々ある母屋の採光や通風も大幅に改善されます。
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写真は離れのあった場所。痕跡もありません。
トタン張りだった母屋の外壁もめくり補強の仕方を打合せしてきました。
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母屋内部は1階の水廻りとダイニングを大幅に直し、昔の大家族ではなく、現代の小さな家族規模でも使い易いようにプランと仕様を変更していきます。
お風呂は久々に在来工法。プラスチックで囲まれたユニットバスはメンテナンスに強く機能的ですが、お風呂にとって最も重要な“くつろぐ”には不向きな材料です。一人一日30分程の入浴時間ですが、そこにしっかりとした癒し効果があれば多少増える掃除時間も苦にならなくなるはずです。
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配管ルートと雨漏の確認の為、床天井をはがして検査です。
天井をフラットに張る予定でしたが、2200しかとれない為、構造を見せながら天井高を確保することにしました。
照明計画を変更しなければなりませんが、空間自体のポテンシャルは高まっていると思うので、しっかり再検討したいと思います。

地鎮祭《T-House》 [現場]

ゴールデンウィーク明けから新しい現場が始まります。
初京都&初スキップフロア&初半地下の建物です。
ゆるやかにプライバシーを保ちつつ、なんとなく空間が全体的に繋がっていて、空気や視線の抜けがある。そんな自由で心地良い住宅になればと思います。
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設計と現場との節目となる地鎮祭。
新たに気を引き締め直し、現場監理に入ることができます。
安全はもとよりスムーズなコミュニケーションがおこなわれる現場になればと思います。


上棟《M-House》 [現場]

阪神高速下の43号線沿いで計画しているM-HOUSEが上棟しました。広い歩道が前面にありますが、車道と比べると狭く無数の電線が敷地を横切っている為、資材の搬入も建て方も技術のいる作業になりました。
大きなクレーンを数センチ単位で動かし、鳶さんが上空8mの場所で命掛けでボルト締めしていく姿を見ていると、こちらの手のひらが汗ばんでしまいます。こちらの不安とは裏腹に的確に行われる作業とその技術力に改めて感服です。
しっかりとした骨組みが出来たので内観、外観とも綺麗な仕上がりになるよう監理したいと思います。
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歩道橋から
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道路反対側からです
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空飛ぶ階段。電線の地中化がいかに重要かがわかりました。
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鳶さん。凄い人達です!




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